緩衝材としての弁護士

東京も最近はすっかり暖かくなり,ようやく花粉も落ち着いたかなぁということで,毎日とても過ごしやすいですね。

私は諸々のアレルギーを持ってるので,スギ花粉の時期はやはりつらいのですが,この時期だとだいぶ落ち着きます。

この頃はもうすぐゴールデンウイークなので,ここを目指してせっせと働いています。

 

最近お仕事で思うのは,当事者同士の間に入り,連絡役となるだけであってもとても大きな意味があるということです。

トラブルの相手方との間では,感情的な対立が激しいということはしばしばあります。

当事者の関係が,長年の友人,夫婦だというような場合,積み重ねてきたものが非常に複雑なため,

関係性を改善するのは,一筋縄ではいかないでしょう。

 

このようなトラブルを抱えた依頼者から相談を受け,相手方の情報を聞くと,たいていの場合は「“ものすごい人”が相手方になっている…厄介そうだ」という印象を受けてしまいます。

しかし,いざ相手方とコンタクトをとってみると,意外や意外,ごく普通に,冷静に,常識的な対応をしてくれるということが少なくありません。

言いたいことを感情的にならない表現できちんと伝えれば,相手方も同じように応じてくれることがあるのです。

 

そんなことを度々経験することで,弁護士には当事者の間で緩衝材となる役目も大きいのだなぁと感じる次第です。

弁護士への法律相談をお考えの方はこちら