当法人では,近い将来弁護士として一緒にお仕事をすることとなる司法修習生の方々に対して,
内定者の段階から研修を行っています。
入所前から研修を行うことで,いざ実務が始まった時に最初から第一線で活躍できるように,という目的があるのはもちろんのこと,
内部の人間とこの時から交流をもつことで,双方にとって溶け込みやすい環境を作ることができていると思っています。
私もしばしばこの研修に内部の人間として参加する機会があり,先日も参加してきました。
いずれも明るく話好きな方々という感じで,私自身も楽しませていただいたと同時に,
彼ら彼女らがもつ将来に向けての期待・目標・ちょっとばかりの不安をひしひしと感じました。
司法試験という試験は,ほかの資格試験もそうだと思いますが,これに合格しただけでは,基本的に実際の仕事に対応することは難しいです。
そのために司法修習という期間があり,実務を目の前で見て,体感して,吸収するということになるのですが,
実際に働くことになる事務所で司法修習を行うわけではないので,やはり自分の行うことになる仕事については不明点も多く,
司法修習生は期待や不安の入り混じった気持ちになるのです。
彼ら彼女らが入所するときに頼れる先輩だと思ってもらえるよう,より一層経験を積んで知見を増やしていかねば,
と改めて思った次第です。