過失割合に争いのある場合の対応(交通事故)

弁護士に相談に来る交通事故のトラブルで,過失割合を巡る争いがあるというケースは,当然ながら数多く存在します。

その場合に,どのようにして自分の正しさを主張していくのかというのは,非常に難しい問題です。

 

事故が起きた時のそれぞれの位置,速度などに争いがない場合には,

たいてい大まかな過失割合には争いがなく,細かな事情による過失割合の修正の有無が争いとなります。

他方,事故状況そのものに争いがある場合には,そもそもどちらが被害者でどちらが加害者かというレベルの問題にもなりえます。

 

いずれにしても,双方がそれぞれの主張を繰り返しているだけでは話が前に進みませんので,

信頼できる第三者の客観的な観察状況がある場合には,まずそれが大事となってきます。

具体的には,警察官による実況見分が行われている場合には,実況見分調書の内容が重要な資料となります。

実況見分は,人身事故への切り替えを行うととり行われるので,

過失に争いがあり,怪我もしているという場合には,まず人身事故への切り替えを行うべきでしょう。

 

実況見分調書は,弁護士であれば手続をとって開示を求めることができます。

ですので,過失割合に争いがある場合には,弁護士としてはまず実況見分調書の内容を把握することになるでしょう。

 

また,調査会社に調査を依頼するということが考えられます。

これはある程度の費用がかかってしまうものではありますが,例えば車両の傷の状況や事故現場の状況などを踏まえ,

専門家が過失割合を分析するというものになります。

こちらもやはり専門家の意見ということになるので,ある程度尊重されるものになるでしょう。

 

人それぞれ解決にかけられる費用等に違いがありますので,一概にどの方法が良いとは言えないですが,

やはり第三者の意見が大事であるということは間違いないところです。

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忘年会シーズン

早いもので今年もすでに残り1か月を切り,いわゆる忘年会シーズンとなりました。

1,2年に一度集まるようなグループの人たちと,久しぶりに会い,お酒を飲みながら近況を語らうというのはとても楽しいですが,

最近個人的にとても困っているのが,妙に酔いがまわるのが早いということです。

 

元々お酒に強いというわけでもないのですが,いつもの調子で飲んでいるとすぐ眠くなってしまったりして,

せっかくの貴重な時間を損することにもなりかねないなと思っています。

疲れによるものか,体調の問題なのか,年齢か…,きちんと自分に向き合わないといけませんね。

 

私はかつて就職活動をしたときなどにも書いていたのですが,あまり知らない分野の世界で生きている人と話すのが好きなので,

今のシーズンに旧友と会えるのはとてもうれしいです。

私は,大学の学部が法学部ではでなかったということもあって,

比較的,法律関係以外のジャンルの仕事に就いている友人が多く,

それほど苦も無く他分野で生きている人と接することのできる環境に恵まれています。

 

もちろん,事務所内部でも同期らとしばしば夕食を共にしており,これも非常に貴重な意見交換の時間です。

こちらは特に忘年会と銘打つほどのものでもないですが(笑)