この時期になると,やはり桜が気になってしまいます。
すっかり散ってしまいましたが,日本の心というのもあながち間違っていないな,と感じます。
桜は花,花といえば弁護士バッジ,というのはこじつけもいいところだと思いますが,そんな弁護士バッジのお話です。
弁護士バッジも花をイメージして作られています。
菊の花と間違う方もいらっしゃるようですが,ひまわりをモチーフにしています。
これは,ひまわりがいつも太陽の方を向いているように,自由と正義を追い求める
ことを表しているのだとか。
ひまわりの中には天秤が描かれています。
これは,公正と平等を追い求めることを表しているそうで。
あらためて意味を考えると,なかなか身が引き締まる思いがしますね。
法曹三者といえば,他に裁判官と検察官がいます。
どちらにもバッジがあります。
裁判官のバッジは八咫鏡(やたのかがみ),検察官のバッジは秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)
をモチーフに作られています。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが,八咫鏡は「三種の神器」の1つです。鏡がモチーフとなっているのは曇りなく真実を写すという意味合いを込めてのものだそうです。
秋霜烈日,という言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが,秋の霜と夏の強い日差しを意味する四字熟語です。いずれも草葉を枯らすものであり,刑罰を求める立場にある検察官の立場を表していると思います。
ただ,検察官バッジの秋霜烈日という意味付けは後付けなんだそうです。。