通院慰謝料・その3

医師にあまり動くなと言われたものの,仕事柄,裁判所への移動は欠かせません。

私が勤務する事務所は,東京駅に所在するためか,管轄裁判所は,関東一円に及びます。

昨日は千葉地裁,今日は東京地裁の後に横浜地裁,明日は入院中の依頼者との打合せのため水戸へ,といった具合です。

膝のケガはずいぶん良くなったものの,まだ,階段の上り下りができません。

最近の主要な駅は,車いすやベビーカー,キャリーバッグをひく人のために,エレベータや歩行用のスロープが設置されています。あぁ,ありがたい。

とはいえ,階段を避けるために,広い駅の中,エレベータを求めて回り道をすることは,けっこうな時間がかかります。

その上,同行者がいる場合には,私の歩行ペースに付き合わせてしまうことになり,それはそれは申し訳なく感じるのです。

かくして,今日もまた,交通事故の被害者のみなさまの苦痛に思いを致し,被害者にはきちんと通院慰謝料が支払われなければ,と感じるのでした。

早く普通に動けるようになりたい・・・。

通院慰謝料・その2

膝のケガの診察のため,平日の朝,大学病院に行きました。

病院は,朝からたくさんの人で大賑わい。

9時10分の予約でしたが,当然のように待たされ,医師に対面したのは,90分後。

今日は,救急外来で診てもらった医師とは別の医師でした。

救急外来時に撮ったレントゲン写真を見ながら,「うーん,やはり骨にヒビが入っているようですね。」

・・・え,そうなの? 前回は,骨折もヒビもないと言われたのに・・・。

「痛みがとれるまでに,あと1か月くらいはかかるでしょう。それまでは,あまり動かさないように。悪化したら,また病院にきてください。お大事に。」

1か月動くなという,無理難題を言われ,診察は1分で終了。

私には使いこなせなかった松葉杖の返却手続やお会計をすませて,約2時間経過。

さっそく医師の言いつけを破って,急いで勤務先の事務所に駆けつけました。

病院までの移動時間を加えると,通院には,約3時間を要します。

仕事を休まざるを得ない通院事情とはっきりしないケガの行方。

自損事故の私はともかく,今日もまた,交通事故の被害者には,きちんと休業損害と通院慰謝料が支払われなければ,と感じたのでした。

松葉杖と通院慰謝料

昨日,ジョギング中に転んで右ひざを強打しました。ジョギングどころか,歩くこともままならない状態に。

今朝,病院に行ったら,人生初のギプス+松葉杖となりました。

ケガをすると,日常生活に数々の支障が発生しますね。

安静にして歩くなと医師にいわれても,お仕事は休めません。事務所や裁判所への移動は,松葉杖で平気かしら。いつもの何倍もの時間がかかりそう。

ショルダーバッグはもてないので,リュックサック。着られる衣服や靴も制限されます。

診察まで長く待たされるので,今後の通院は,1回につき半日とられてしまいます。

ギプスをしていると,椅子に座って机に向かうことも難しい。

お風呂や着替えにも,手間がかかります。

松葉杖の歩行は,腕や手の力に依存するので,転んだときの手のひらの擦り傷が悪化し,腕は筋肉痛になるという二次被害も発生。

自分で転んだだけでも,こんな具合です。

交通事故で負傷した方々のご苦労には遠く及びませんが,少しだけ身を持って体験しています。

こうした苦痛をお金で解消することはできないものの,交通事故の被害者は,通院慰謝料によってしっかりと賠償されなければならないなと,あらためて感じます。

図らずも,依頼者の方々の,慰謝料の重みを体感することができました。

東京マラソン2016

日曜日に,第10回東京マラソンが開催されましたね。

今年の抽選倍率は,過去最高の11.3倍。一般募集の定員2万7370人に対して,30万8810人が応募したそうです。

たしかに,私の周りにも参加者がちらほら。

姉や友人らは,何年間も落選した末に当選。過去の落選結果が考慮されるのか,単なる確率の問題か。

兄は,10万円以上の寄付が要件となっているチャリティランナー枠で,するっと参加。

取引先のスポンサー枠をもらって,夫婦そろって参加した二人もいました。

私が勤務する東京駅事務所のすぐ近くがコースとなっているため,ちょっと応援に出かけたい気分になります。

ランナーのみなさま,おつかれさまでした。