司法試験と実務

司法試験受験中は,「民法総論」であるとか,「刑事訴訟法講義」のような法律そのものに関する本や,「判例百選」といった,過去の裁判,判決についての本をたくさん読んでいました。

試験科目は,選択科目を入れると全8科目で,1科目について解説付きの問題集なども入れると4~5冊は読むことになります。あまり考えたことはありませんでしたが,単純計算で50冊近い本を何度も読み返して勉強していたことになるようです。

実務に出ると,弁護士向けの実務書籍が多く出版されており,適宜調べて業務を進めることがあります。場合によっては,医療関係の本を読んだり,税務関係の本を読むこともあります。

 

また,司法試験はマーク式の試験と論述式の試験になっていますが,メインは論述式試験ですので,本番までに何度も何度も論文を書きました。だいたい3000字前後くらいの文量です。

実務に出ると,何をするにも文書作成がかかわってきます。

細かく文面などにも気をつけながら作成をしていますが,受験の時にも簡単な主語述語の対比であるとか,接続詞の使い方であるとか,練習をする中で細かいところを詰めていました。

 

振り返ってみると,受験時代はなかなか大変でしたが,今の自分の仕事の状況を考えると,受験期間中の経験というのは,今の仕事の土台になっているようにも思います。

本当に大変だったので,あまり振り返りたくはないですが。。