自動車に乗っているときに追突されると,首や腰の痛み,頭痛,めまいなどの症状が起きることがあります。これらの症状のことを一般的にむち打ちといいます。
むち打ちになってしまった場合に注意していただきたいのが,むち打ちは後遺症となる可能性のある怪我だということです。
むち打ちは大した怪我ではないと言う人もいますが,むち打ちになって病院で治療を受けたけれども,数年経っても首や腰が痛むという方は多くおられます。
むち打ちにより後遺症が残ってしまった場合,加害者の加入する自賠責保険に後遺障害認定申請をすることにより,後遺障害の認定を受けることができる可能性があります。
しかしながら,事故後にレントゲン,MRIなどの適切な画像検査を受けていなかったり,通院していなかったりすると,強い痛みが残っているにもかかわらず,痛みがないと誤解され,後遺障害の認定がされないこともあります。
適切な検査,治療を受けていなかったために後遺障害が認定されず,悔しい思いをした方は多くおられます。
後遺障害が認定されないと,認定される場合に比べて,200万円以上賠償金が少なくなることもあります。
適切な後遺障害の認定を受けるためには,早いタイミングで適切な知識を得ることが必要です。
交通事故でむち打ちになってしまった方は,交通事故に強い弁護士などの専門家に相談してみることをお勧めします。