前回は、事故当日は痛くなかったけれども、後日痛みが出てきた場合の対応方法について、ご説明しました。
今回は、初診時よりも痛い箇所が増えてきた場合の対応方法について、ご説明します。
例えば、事故当日には首だけが痛く、初診の整形外科で首の痛みを申告したけれども、翌日から腰も痛くなってきた、という場合は少なくありません。打撲、捻挫の場合には、事故から数日以内に痛みの範囲が広がる、ということがあります。
こうした場合、早めに整形外科を受診して、腰も痛くなってきたと医師に申告することが大切です。
初診以降になかなか整形外科を受診せず、事故から2週間以上経過してから、整形外科で「腰も痛くなってきた」と申告しても、基本的には腰の痛みは事故と因果関係がないとして、腰の治療費は相手方保険会社から支払われません。
一般的には、打撲、捻挫による痛みは、事故から数日以内には生じるとされており、2週間以上経過してから痛みが出ても、それは事故を直接の原因とするものではない、とされているからです。
そうすると、首のリハビリの治療費は保険会社から出るけれども、腰の治療費は健康保険を使って自己負担、ということになってしまいます。
そうならないよう、初診後に痛い箇所が増えた場合には、早めに整形外科を受診して、痛みの増えた箇所を申告することが大切です。
治療費を巡っては保険会社とトラブルになることが少なくないので、ご不安を感じた方は、早めに交通事故に強い弁護士に相談することをお勧めします。