健康診断と東京2025世界陸上と皇居ラン

事業者は、労働安全法第66条に基づき、労働者に対して、医師による健康診断を行わなければならず、また、労働者は、事業者が行なう健康診断を受けなければなりません。
私は、弁護士法人心と雇用契約を結んでおり、毎年10月に健康診断を受けます。
毎年どこかしら基準値を外れる結果が出るため、結果が届くたび、食事、睡眠等、健康的な生活を送るぞと決意します。
ところが、代わり映えしない日々が続き、今年もまた健康診断の日が目前にやってきました。

そういえば、健康維持のためにスポーツジムに入会してから、ずっと外を走っていない。
ついでに、ジムにもろくに行っていない。
室内に置かれたトレッドミル(ランニングマシーン)の上は、景色が変わらず、退屈で、すぐに疲れてしまうのです。
これではジムに入会した意味がありません。

そんな中、テレビ中継の世界陸上に触発されて、涼しくなったし、雨も止んだしと、久しぶりに皇居ランに出かけました。

皇居周辺は、東京都心部でも緑が多く、草木や土の強い香り、芝生に立ち並ぶクロマツ、広い空と流れる雲、時おり通り過ぎる風、秋の虫の鳴き声等、五感に刺激を受けながら走ることができます。
国際色豊かな観光名所なので、おしゃべりや写真撮影に興じるたくさんのツーリストを眺めることも、また愉快です。

いい汗をかき、気分爽快。
よし、また外を走ることにしようと決意するのでした。

オーケストラと騒音性難聴

暑いです。
環境省と気象庁は、今日も17の地域に熱中症警戒アラートを発表し、東京も連日30度を超え、東京都心の6月の真夏日の日数は、統計を取り始めてから最多を更新したそうです。

さて、姪が所属する大学オーケストラの演奏会に行ってきました。
アマチュアといっても立派なホールで迫力のある生音に包まれると、脳に心地よい刺激を受けます。
学生オケならではの時に不揃いな感じもまた楽しく、ふと、弦、木管、金管、打楽器等の音の大きさはどのくらいかと気になりました。

ネットで検索してみると、統一見解がみあたりませんでしたが、おおよその最大音量は、チェロやバイオリン87~90㏈、フルートやクラリネット90~98㏈、ピアノ90~107dB、トロンボーン、ホルン、トランペット106~108㏈、パーカッション110dB、といったところでしょうか。
前回のブログで紹介した日常生活音と比較すると、かなり大きいことが分かります。

オーケストラの団員や演奏家は、職業柄、長時間大きな音に接することにより騒音性難聴になるリスクが指摘されているようです。
騒音性難聴とは、大きな音に長期間さらされて徐々に進行する難聴です。
騒音性難聴は、「著しい騒音にばく露される業務に長期間引続き従事した後に発生したもの」等の要件を満たす場合、労災の対象となり得る業務上疾病に挙げられています(労働基準法施行規則別表第1の2第2号11)。
労災の騒音性難聴の認定基準によると、「著しい騒音を発する場所」とは、①作業者の耳の位置における騒音がおおむね85dB(A)以上である業務をいい、②「長期間」とは、おおむね5年又はこれを超える期間をいいます。
騒音性難聴というと、工事現場で削岩機、エンジンカッター等の手持動力工具を扱う作業が思い浮かびますが、85dBが基準値とされていることからすると、心地よい楽器の音も、f、ff、fff等、強い音が連続すると騒音に当たるのですね。

皇居ランナーの追い抜き

皇居ランに出かけると、涼しくなったこともあって、多くのランナーに遭遇します。

私は、ゆっくり走るので、歩行者を除き、あらゆるランナーに追い抜かれます。

追い抜かれるたび、自転車並みの速さで走るランナーに接触したら負傷するにちがいないと感じます。

私が前方の歩行者を追い越すときは、後方のランナーと接触しないように後方確認してから歩行者の右側に出るのですが、車が車線変更するときのように、ランナー間で合図の方法が決まっていれば便利だなと思います。

追い越すときは声をかけるランナーもいますが、感染対策の観点からは黙って走るべきというご意見もあり、右手を横に出すという手信号が有効でしょうか。