カルテの開示請求

自分のカルテを入手したいとき,病院は,カルテを提供してくれるのでしょうか。

患者本人は,個人情報保護法により,医療機関に対して自分のカルテ等の開示を請求することができる場合があります。

同法の適用があるのは,5,000件を超える個人情報を保有する医療機関に限られますが,その他の医療機関であっても,厚生労働省のガイドラインに従って,自主的にカルテ開示に応じることがあります。

また,医療機関によっては,患者本人に代わって,弁護士等が代理して請求することが可能です。

私たち東京駅法律事務所でも,カルテやレントゲン等のデータを開示請求することがよくあります。

カルテの作成義務

医師法24条1項は,「医師は,診療をしたときは,遅滞なく診療に関する事項を診療録に記載しなければならない。」と定めています。

つまり,医師には,カルテ等の診療録を記載する法的義務があります。

交通事故で負傷した方は,診察の際,医師にすべての症状について具体的にお話しておかないと,損害賠償請求のときにトラブルとなる危険があります。

医師に遠慮して詳しく話さなかったり,最も辛い症状のみを訴える等にとどめると,カルテに記載してもらえず,記載から漏れた症状がなかったことの証拠とされかねません。

負傷の有無や程度,治療の必要性等について事故の相手から争われた場合に備え,カルテには,すべての症状を漏れなく記載してもらいましょう。

キンモクセイとイチョウ

秋の気配が濃くなり,上着をもってジョギングに出かけました。

信号待ちをしていると,甘く芳しい香りが漂ってきます。

周りを見渡し,オレンジ色の花を咲かせたキンモクセイをみつけました。

最近は,イチョウが落とした銀杏の臭いに閉口していたので,ホッと救われた気分。

銀杏のピークが終われば,黄金に染まりゆくイチョウの紅葉を楽しめるのですが。。。

ピアノ発表会

今日は,11才の姪と6才の甥のピアノの発表会でした。

発表会デビュー2年目の甥は,不安げな面持ちで出番を待ち,慣れないステージ上で,懸命に指を動かします。

私もハラハラドキドキ,演奏を終えると,甥の顔にようやく笑みがこぼれ,私もふっと一息。

よくやったと抱きしめて,賞賛したい。

すでにベテランの姪は,堂々たる演奏ぶりで,観客の拍手に笑顔で応えます。

がんばって練習を重ねてきた姪を,立派だと誇らしく感じました。