夏休みの自由研究

小学6年生の姪っ子から電話があり,憲法9条と自衛隊のことで質問があるとか。

夏休みの自由研究の課題テーマとしたものの,調べれば調べるほど混乱して手におえなくなり,弁護士の伯母にSOSということでした。

夏休み終盤恒例の家族総出の宿題ヘルプですね。

憲法9条を取り巻く問題は,難解かつ複雑多岐にわたるので,それゃ大変でしょう。

憲法の最高法規性,権力分立,統治行為論,国民主権,個別的自衛権,集団的自衛権,沖縄の基地問題,PKO,日米安保条約,砂川事件,テロの危機,アメリカ国内の銃乱射事件,話題はどんどん広がります。

子どものもつ感覚の素直さと鋭さに感動し,知ることや考えることに対する貪欲さに感心し,偏見や先入観からスーパーフリーであることに驚嘆しました。

姪っ子の強さと美しさに,心が洗われた思いです。

同期からの質問

交通事故事件を多数扱っているため,同期の弁護士から,交通事故に関する質問がたびたび寄せられます。

他の事務所での事件処理の方法や裁判所の最近の動向等,有益な情報を共有できるので,質問されることによって私の勉強にもなります。

外プールか内プールか

お盆の期間は,みんなが移動するので,東京都内でゆっくりするのが一番。

というわけで,太陽に灼かれながら,プールサイドで読書をしようと,ホテルを予約しました。

ところが,私の周りは,日頃から紫外線を気遣う人ばかり。誰も屋外のプールに付き合ってくれません。

日焼けの弊害を説かれ,結局,私も室内プールを選択。

たしかに日焼けは百害あって一利なしなのかもしれないけれど,いつからそういう時代になったのか,そういう年齢になったのか。。。

証人の気持ち

東京弁護士会主催の研修に行きました。

テーマは,証人尋問。

ほとんどの方にとって,法廷で証言することは,人生で初めての経験です。

法廷に行ったことがない方も多く,どんな服装でいくべきか,どこに座ればいいのか,どんな順序で何が行われるのか,宣誓することの重み,何もかも分からないことだらけでしょう。

その上,自分の証言が裁判の行方を左右するとなれば,誰もが緊張します。

弁護士は,あらかじめ尋問事項を想定し,証人とリハーサルをして,尋問の準備をしますが,証人の不安を解くことも,大切な仕事です。

緊張するなといっても必ず緊張しますから,緊張することを前提として,想定外の質問をされたらどうするか,頭が真っ白になったらどうするか,という対策をたてておきます。

私は証人席に座ったことがありませんが,証人の気持ちを知るために,尋問されるという経験をしてみるのもいいかもしれません。