弁護士バッジは,ネジ式となっているため,フラワーホールのないスーツには不向きです。
ネジ式をブローチ式に改造することはできますが,ブローチ式は,着脱が面倒で,紛失しやすいという難点があるようです。
昨夜,訪れたフレンチレストランで,ソムリエバッジを見せてもらったら,やはりネジ式。
女性ソムリエは,バッジをつけた布に安全ピンをつけていました。
女性はみなさん,ネジ式バッジに苦慮しているようです。
ちなみに,ソムリエ資格をお持ちのお料理担当さんは,エプロンの裏側に着けていました。
弁護士バッジは,ネジ式となっているため,フラワーホールのないスーツには不向きです。
ネジ式をブローチ式に改造することはできますが,ブローチ式は,着脱が面倒で,紛失しやすいという難点があるようです。
昨夜,訪れたフレンチレストランで,ソムリエバッジを見せてもらったら,やはりネジ式。
女性ソムリエは,バッジをつけた布に安全ピンをつけていました。
女性はみなさん,ネジ式バッジに苦慮しているようです。
ちなみに,ソムリエ資格をお持ちのお料理担当さんは,エプロンの裏側に着けていました。
日本弁護士連合会が主催する実務研修に参加しました。
テーマは,境界性パーソナリティ障害,PTSD等の精神面に問題がある依頼者らとのコミュニケーションの取り方について等です。
こうした依頼者が弁護士に相談する際,みられる例が紹介されていました。
・自分の受けた仕打ちを説明するとき,突如,怒りをもって,大声を上げる。
・「あの時,こういいましたよね。」等の,揚げ足を取る発言,嫌みを言う。
・「泣き寝入りをしろということか。」等の,言われたくないであろうことを選んで言う。
・「弁護士に依頼する前の方が,もっと自由に子どもに会えましたよ。」等の,代理行為が原因で自分が窮地にあるとする発言。
交通事故の被害者が相談者であるときも,こうした例と無縁ではありません。
精神面に問題を抱えた依頼者に対応するときは,各種精神疾患の特徴や,疾患に応じたコミュニケーションの取り方等,臨床精神医学や臨床心理学上の知識も必要とされます。
実際の解決例を参考にしながら,実践的な対応スキルを身につけていく必要を感じました。
涼しい風が吹き,過ごしやすくなった夜,皇居ランに出かけたら,秋の虫たちの大合唱でした。
コオロギ,スズムシ,マツムシ等,何が何だか分かりませんが,今夜は,いつものアイポッドの音楽に代えて,虫の鳴き声をBGMにしました。
驚いたのは,皇居外周で,二度もタヌキのような生き物が皇居側から飛び出してきたことです。
あわや出合い頭の事故になるところ,私が急ブレーキをかけつつ方向転換し,なんとか接触を回避。
あとでネットで調べたら,あの姿形からすると,アナグマのようです。
東京都千代田区でアナグマに出会う確率はかなり低いそうです。
二度の遭遇は,同じアナグマだったのでしょうか。
友人から,「合格!」のラインが届き,今日が司法試験の合格発表日だと気付きました。
会社の激務に耐えながら,勉強時間をねん出して,予備試験と司法試験を受けた友人。
勉強方法や答案の書き方等,ときどき質問を受け,私もずっと応援していただけに,とてもうれしい報せでした。
小学6年生の姪っ子から電話があり,憲法9条と自衛隊のことで質問があるとか。
夏休みの自由研究の課題テーマとしたものの,調べれば調べるほど混乱して手におえなくなり,弁護士の伯母にSOSということでした。
夏休み終盤恒例の家族総出の宿題ヘルプですね。
憲法9条を取り巻く問題は,難解かつ複雑多岐にわたるので,それゃ大変でしょう。
憲法の最高法規性,権力分立,統治行為論,国民主権,個別的自衛権,集団的自衛権,沖縄の基地問題,PKO,日米安保条約,砂川事件,テロの危機,アメリカ国内の銃乱射事件,話題はどんどん広がります。
子どものもつ感覚の素直さと鋭さに感動し,知ることや考えることに対する貪欲さに感心し,偏見や先入観からスーパーフリーであることに驚嘆しました。
姪っ子の強さと美しさに,心が洗われた思いです。
交通事故事件を多数扱っているため,同期の弁護士から,交通事故に関する質問がたびたび寄せられます。
他の事務所での事件処理の方法や裁判所の最近の動向等,有益な情報を共有できるので,質問されることによって私の勉強にもなります。
お盆の期間は,みんなが移動するので,東京都内でゆっくりするのが一番。
というわけで,太陽に灼かれながら,プールサイドで読書をしようと,ホテルを予約しました。
ところが,私の周りは,日頃から紫外線を気遣う人ばかり。誰も屋外のプールに付き合ってくれません。
日焼けの弊害を説かれ,結局,私も室内プールを選択。
たしかに日焼けは百害あって一利なしなのかもしれないけれど,いつからそういう時代になったのか,そういう年齢になったのか。。。
東京弁護士会主催の研修に行きました。
テーマは,証人尋問。
ほとんどの方にとって,法廷で証言することは,人生で初めての経験です。
法廷に行ったことがない方も多く,どんな服装でいくべきか,どこに座ればいいのか,どんな順序で何が行われるのか,宣誓することの重み,何もかも分からないことだらけでしょう。
その上,自分の証言が裁判の行方を左右するとなれば,誰もが緊張します。
弁護士は,あらかじめ尋問事項を想定し,証人とリハーサルをして,尋問の準備をしますが,証人の不安を解くことも,大切な仕事です。
緊張するなといっても必ず緊張しますから,緊張することを前提として,想定外の質問をされたらどうするか,頭が真っ白になったらどうするか,という対策をたてておきます。
私は証人席に座ったことがありませんが,証人の気持ちを知るために,尋問されるという経験をしてみるのもいいかもしれません。
旅好きの母に,たびたび旅行に誘われます。
ハワイやタヒチは,長期休暇はとれないからと断りました。
では,京都,九十九里,箱根はいかが。
今年に入って仕事以外で東京を離れたことのない私。移動時間がもったいないからと断ります。
すると,東京ステーションホテルを予約したとのメールが。
勤務先である東京駅法律事務所は,東京駅から徒歩3分の場所にあります。
このホテルは東京駅舎の中にあるので,事務所から自宅までの通過地点。まったく無駄がありません。
仕事を終えた金曜の夜,ホテルを訪ねて一泊し,翌日チェックアウトして,そのまま事務所に戻りました。
美味しい食事と愉快なオシャベリとリラックスできるホテルでエネルギーチャージしたせいか,難題だった陳述書を一気に書き上げました。
とても効率的な気分転換方法を発見したので,今後,リピートします。
勤務先の東京駅法律事務所では,事務所主催の懇親会がほとんどありません。
昨夜は,暑気払いと称して,所属弁護士5人と事務員さん10人が揃って食事に行きました。
弁護士業界はやたらと懇親会が多いのですが,お酒の勢いで騒いだり,大人数で薄っぺらな会話をするだけの酒宴には,関心がありません。
翻ってわが事務所の暑気払い。
普段,事務所の中ではみられない事務員さんたちの意外な素顔を知って,親睦が深まったように感じました。
これぞ真の懇親会。これなら,今後もやってみたいです。
東京弁護士会主催の研修に参加しました。
テーマは,交通事故事件。私の得意分野です。
架空の事例を使って,事故発生から事件解決に至るまでに発生し得るさまざまな課題について検討し,参加者間で議論しました。
私は多数の交通事故事件を扱っていますから,すべての課題について,自分なりの解決方法を導くことは可能です。
研修の参加者には,交通事故事件をほとんど扱っていない弁護士や,交通事故が専門ではないものの登録後20年のベテラン弁護士,保険会社側専門の弁護士等がいます。
それぞれの立場や経験に基づく見解や質問が飛び交って,事務所内部では得られない多様な情報に接することができました。
外部の刺激に触れることは,今後の事件処理に大いに役立ちます。
依頼人の通院先に同行するため,茨城県の病院に行ってきました。
日曜の夕暮れどき。
つくばエクスプレスの車窓から,見知らぬ街々の風景を眺めていると,ちょっとした小旅行気分になります。
空が暗くなると外灯や車のライトが点きはじめ,街々から休日を名残惜しむような気配を感じます。
たまには休日らしいことをしてみようと,急きょ予定を変更して,私が所属する東京駅法律事務所を抜け出して,映画館に行くことにしました。
ジャンルはコメディー,場所は銀座,アメリカ映画かイギリス映画,ちょうどよい上映時間,を条件に探したところ,ウディアレン監督作品に決定。
厭世的で自殺願望のある哲学科の教授が,悪徳判事を殺す計画をたてて実践することで,生きる喜びを見出していくというストーリー。
以下,少しだけネタバレにご注意ください。
殺害のきっかけは,たまたま同じ店内に居合わせた女性らの,悪徳判事によって親権をはく奪されそうになっていて窮地に追いやられている,判事の死を願っている,という会話を耳にしたこと。
見知らぬ女性を救うために見知らぬ判事を殺すことが,なぜ生き甲斐になるのか,私にはピンときませんでした。
一緒に観た友人は,善を助け悪を懲らしめる正義のヒーロー的感覚でしょう,設定としては特に無理はないとのこと。
たびたび出てきた実存主義の考え方とも関係があるのかもしれません。
そこで,現実に起きた同様の殺人事件の動機について少し調べてみたところ,2013年の法務省による無差別殺傷事犯に関する研究結果として,次の記載がありました。以下,抜粋です。
本研究において,無差別殺傷事件とは,「分かりにくい動機に基づき,それまでに殺意を抱くような対立・敵対関係が全くなかった被害者に対して,殺意をもって危害を加えた事件」としています。
無差別殺傷事件の犯行動機について,殺人事件の動機は,事件ごとに特徴があり,特に,無差別殺傷事件については,その性質上,動機は,一般的に理解し難いものであるが,ある程度の共通点を見いだすことは可能である。そのため,調査対象事件について,裁判所において認定された動機内容をそれぞれ精査した上で,共通点を抽出することとした。犯行動機としては,Ⅰ「自己の境遇への不満」,Ⅱ「特定の者への不満」,Ⅲ「自殺・死刑願望」,Ⅳ「刑務所への逃避」,Ⅴ「殺人への興味・欲求」の五つの類型を見いだすことができる。
Ⅰ「自己の境遇への不満」とは,自己の置かれた境遇や現状に対する不満やいら立ち等を晴らすため,無差別殺傷事件に及ぶものであり,例えば,自己に発生した事柄について不満を抱いて,その気持ちを晴らすための憂さ晴らしとして他人に対する殺害を考えるもの,自己が正当に評価されていないことから社会に不満を抱き,社会の構成員を殺害しようと考えるものなどをいう。
調査対象者においては,Ⅰ「自己の境遇への不満」型が最も多く,Ⅲ「自殺・死刑願望」 型,Ⅴ「殺人への興味・欲求」型は多くはない。
なるほど。映画の教授も,Ⅰ「自己の境遇への不満」型に属するといえそうです。
自己正当化のために正義のヒーローに名を借りた,憂さ晴らしというのが実態でしょうか。
1966年6月29日の未明,日本武道館ライブのため,待ちに待ったビートルズがやって来た!
というわけで,ビートルズ来日50周年を記念する様々なイベントが開催されています。
この時,まだ私は生まれていませんが,父親や年上の友人らが聴くビートルズを耳にして育ち,好きな曲も多数あります。
当時のコンサート映像を見ると,歓声を上げて今にも失神しそうな若い女性たちの熱狂ぶりに,大丈夫かと心配になるほどです。
当時,ロックを聴くと不良になるとして親たちがコンサート行きを禁じたこと,ジョンとヨーコの関係や平和活動が社会的に物議をかもしたこと,ジョンの死に関する疑惑等,社会現象としても興味深いエピソードが多々あります。
最近の音楽シーンには疎いのですが,ジャンルが細分化され,好みも多様化している現代では,こうしたバンドは出現しにくいのかもしれませんね。
交通事故の被害者の方々のお話を伺っていると,病院の医師の対応について不満を感じていることが少なくないようです。
診察までに長く待たせた挙句,患部に触れることもなく,患者の訴えにきちんと耳を傾けず,治療方針について語らず,治るのか治らないのかも不明,この先一体どうしたらよいのか,といった具合です。
こうした医師の診察への不満は,交通事故の被害者に限られません。
通常の傷病での診察においても,あちこちから同じような不満が聞こえてきます。
私自身も,診察の在り方については,もう少し改善されないものかという思いがあります。
だからこそ,良い医師に会ったときは,不安が和らぎ,治ったら,感謝の念でいっぱいになります。
歯科医らに続いて,病院の医師らも,顧客満足度を意識する時代はやってくるのでしょうか。
ずっと以前から,良い歯科医を探し続けてきました。
ネット情報は当てにならないため,友人・知人らに尋ねたり,定期検診の際にいろいろな歯科医院を訪れたりした結果,信頼できる歯科医に出会うことができました。
最近は,虫歯になると,すぐにインプラントを勧める歯科医が多いところ,私の担当医は,できるかぎり,抜いたり削ったりしないで,時間をかけて,自然治癒力を活かす治療をしてくれます。
毎度,丁寧で分かりやすい説明もしてくれますし,私のスケジュールにも配慮して,治療計画をたててくれます。
通院に片道1時間以上かかるのが難点ですが,懇切丁寧で適確な治療には替えられません。
個人の歯科医院は,乱立気味で,経営が困難といわれています。
私たち患者のニーズに応えてくれない歯科医院は,淘汰される時代に変わりつつあるようですね。
皇居ランをすると,外周を取り巻く木々や花々の変化によって,四季の移り変わりを感じます。
今日,目に留まったのは,紫陽花。
小さくなって散りゆくサツキに変わって,
あちらこちらで紫陽花が,かわいらしい花を咲かせて,瑞々しい青や紫に輝いていました。
紫陽花を楽しみつつも,梅雨の訪れを知らされ,清々しい風薫る季節に,後ろ髪をひかれる思いでした。
東京弁護士会主催の刑事弁護の研修に参加しました。テーマは接見です。
身柄を拘束された被疑者や被告人は,捜査機関による取調べを受けます。
否認事件等,取調べに対して黙秘することが,有効な防御方法となるケースがあります。
このとき,弁護人が被疑者らに,
「あなたには黙秘権が保証されているので,黙秘権を行使してください。」とか,
「捜査官に質問されても,何も答えないでください。」
などと説明をしても,いざ実行するとなると,簡単にはいきません。
敵陣である密室で,取調べのプロである捜査官に,何時間も,あれやこれや質問されて,ひたすら緘黙するのです。
留置場に何日も拘束され,外界から遮断され,毎日,厳しい取調べを受けていると,誰もが心身ともに疲弊していきます。
弁護人として黙秘権を行使するよう勧めるのであれば,
「取調べ室に入ったら,一言も話さない。最初の挨拶もしない。」
「体調は? 等の世間話にも一切応じない。」
「椅子に座ったら,両手を拳にして,両ひざの上に置く。」
などの,具体的な行動まで提示することが大切である,と学びました。
たしかに,民事事件と同様,依頼人が求めているのは,実行可能な具体的なアドバイスですよね。
うっかり答えてしまわないよう,「捜査官の話を聞かないで,別のことを考える。」という方法も有効かも。
「明日,また来ますね。」など,次回の接見日を具体的に伝えれば,明日までなら何とか持ち堪えられるかも。
いろいろと工夫できそうです。
ジョギングの影響なのか,負傷したヒザではなくて,足の甲に違和感が出てきました。
交通事故で頸椎を捻挫した方には,事故から何日か経った後,肩や背中等にも痛みが出てくることが,少なくありません。
これは,
首の靭帯や筋肉を傷める→身体を庇って本来の動作を避けようとする→首の関節可動域が狭まる→関節や筋肉が緊張して固まる→骨の歪みが生じる→肩,腕,頭,背中等にも痛みが生じる
などと説明されたりします。
こんな話を思い出し,私も,ヒザを庇って無理な態勢で走ったから,甲に異常が出たのかな,などと考えました。
身体症状についての因果関係の立証には,いつも苦労します。
気持ちの良い季節になったし,GWだし,プールに続いて,ジョギングを再開しました。
最初は,恐る恐るゆっくりと。転ばないように,ちょっとした段差にも気を付けながら。
一度ケガをすると,慎重になりますね。
いつものコースは皇居外周の約5キロですが,半分くらいの距離で,ヒザに違和感が出てきました。
ムリしないように自重して,残りはお散歩にしました。
久しぶりに走ってみると,身体の重みを実感します。
身体を動かすと,脳内に何か良い物質がでるのか,不思議と前向きな気分になります。
は~,気持ちよかった。